関西・東海の大手私鉄の株主優待制度について

関西・東海の大手私鉄の株主優待制度について 関西・東海の大手私鉄

大手私鉄(関西・東海)の株主優待

関西・東海地域の大手私鉄各社の株主優待は、大まかには似たような内容を提供しています。

それぞれの私鉄の路線での片道無料乗車券の他、系列ホテル、デパート、レジャー関連施設で利用可能な割引券がセットになっています。

近鉄グループホールディングス(9041)

近畿日本鉄道は近畿と東海地方の広い範囲で活動しており、運行距離は501キロで私鉄としては最も長いです。

株主優待の詳細として、年2回の3月末と9月末に、100株を持っている人には「沿線招待乗車券」を4枚ずつ(合計8枚)提供しています。

また、グループ関連の優待も魅力的で、近鉄百貨店での購入が5%割引になるクーポン20枚や、三重県にある志摩スペイン村のエントリーパスポートを20%オフで利用できる割引券2枚が含まれています。

2023年3月10日現在の近鉄グループホールディングスの株価は4,255円で、100株購入すると、425,500円です。予想配当利回りは1.18%です。

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阪急阪神ホールディングス(9042)

阪急阪神ホールディングス(阪急電鉄)は、大阪、神戸、京都の地域で運行しています。また、プロ野球チーム「阪神タイガース」や人気の「宝塚歌劇」の運営も手がけています。

株主優待として、年2回の3月末と9月末に100株の保有者へ、阪神・阪急線での無料乗車が4回分(毎回2回分の「乗車証」1枚)提供されます。

さらに、系列のホテルでの宿泊が5~15%割引になる特典もあり、これには関西地域だけでなく、首都圏のホテルも約10軒が対象となっています。

2023年3月10日現在の阪急阪神ホールディングスの株価は3,930円で、100株購入すると393,000円です。予想配当利回りは1.27%です。

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南海電気鉄道(9044)

南海電気鉄道は「大阪(難波)~和歌山」を結ぶ路線を持つだけでなく、関西国際空港へのアクセスも提供しています。

株主優待の特典として、毎年3月末と9月末に200株を保有すると、同社の路線で6回乗車できる「乗車カード」が1枚提供されます。なお、1単元は100株ですが、この特典を享受するには200株の保有が必要です。

さらに、同社のグループ関連施設を特別料金で利用できる優待チケットも受け取ることができます。

2023年3月10日現在の南海電気鉄道の株価は2,902円で、200株購入すると580,400円です。予想配当利回りは1.03%です。

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京阪ホールディングス(9045)

京阪ホールディングス(京阪電鉄)は、大阪、京都、滋賀のエリアで鉄道事業を展開しています。

株主優待として、毎年3月末と9月末に200株を保有すると、同社の路線で利用可能な「乗車券」が3枚提供されます(合計で年間6枚)。

加えて、ひらかたパークの招待券2名分や、系列ホテルでの1,000円の割引などの特典も受け取ることができます。

2023年3月10日現在の京阪ホールディングスの株価は3,470円で、200株購入すると694,000円です。予想配当利回りは1.01%です。

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名古屋鉄道(9048)

名古屋鉄道(名鉄)は名古屋を中心に、豊橋や岐阜方面への主要路線を持つ鉄道会社です。

株主優待として、3月末に200株を保有すると、同社の路線で使える「乗車券」が4枚提供されます。

さらに、名鉄百貨店で使用できる10%の割引券や、グループのホテルで利用できる10~30%の割引券ももらえます。

2023年3月10日現在の名古屋鉄道の株価は2,047円で、200株購入すると409,400円です。予想配当利回りは0.98%です。

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