皆さんは「Kyash(キャッシュ)」をご存知ですか?
Kyashはバーチャルプリペイドカードの一種で、スマホアプリを使って、その場ですぐにVISAのプリペイドカードを発行することができます。(なお、Kayshには通常のカード式タイプもあります。)
モバイルSuica等といったスマホ版電子マネーのように、チャージして利用するクレジットカードといえば分かりやすかと思います。
このサービスは、東京都港区南青山にある日本の会社「株式会社Kyash」が運営しており、三井住友銀行、伊藤忠商事・ジャフコ、電通デジタル・ホールディングス、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルが出資をしています。
このKyashの一番の特徴は、利用金額から1.0%のキャッシュバックを受けられる点です。
普段、現金で払うところをKyashを使って支払うと、支払った金額の1.0%をキャッシュバックとして受け取ることができます。
また、普段利用するクレジットカードからKyashを経由して代金を支払った場合に、クレジットカード毎のポイント還元+1.0%のキャッシュバックを受けることができ、合計で2%以上の還元率を受けることも可能になります。
このKyashは、VISAカードが使える店舗であれば、基本的にどこでも利用可能です。
今回の記事では、そんな魅力的なKyashの使い方、登録方法、メリット・デメリットについてご紹介いたします。
バーチャルプリペイドカードとは
まず「バーチャルプリペイドカードとは何か」についてご紹介します。
専用のアプリをダウンロードして登録をすると、アプリ内で、カード番号・有効期限・名義人・セキュリティコード等がその場で即日発行されます。
これをインターネット通販等で代金支払い時にクレジットカード(デビットカード)として登録すると、一般的なクレジットカードと同様に使用することが可能となります。
Kyash(キャッシュ)とは…?
Kyash(キャッシュ)は、ウォレットアプリのひとつ。
スマートフォンのアプリを通して、Visaカードを作ることができるサービスです。
KyashのVisaカードは、お金をチャージして使うプリペイド式のクレジットカード(デビットカード)のことです。
Kyash Visaカードは、年齢制限なし・面倒な本人確認手続き不要で作ることが可能で、誰でも気軽に使うことができます。
Kyashのカードには、以下の3種類があります。
- Kyash Card バーチャル(VISAカード/還元率0.5%)
- Kyash Card ライト(VISAカード/還元率0.5%)
- Kyash Card(VISAカード/還元率1%)
Kyash Card バーチャル
▼Kyash Card バーチャル
オンライン、QUICPay+で使える、メールアドレスと携帯電話番号だけでアプリから1分で発行できて、すぐに利用できるカードです。
- オンライン決算のみ利用が可能
- 1回あたりの利用限度額:5千円(本人確認済で10万円)
- 1ヶ月間の利用限度額:2万円(本人確認済で15万円)
- ポイント還元率:0.5%(上限600ポイント)
- 発行手数料:無料
- 年会費:無料
Kyash Card ライト
▼Kyash Card ライト
国内のVisa加盟店、海外のオンラインVisa加盟店で使えるリアルカード。本人確認不要で誰でもかんたんに申し込みできるカードです。
- 実店舗とオンライン決算の両方が利用可能
- 1回あたりの利用限度額:5万円(本人確認済で10万円)
- 1ヶ月間の利用限度額:12万円(本人確認済で15万円)
- ポイント還元率:0.5%(上限600ポイント)
- 発行手数料:300円
- 年会費:無料
Kyash Card
▼Kyash Card
国内や海外のVisa加盟店で使える多機能なリアルカード。シンプルなデザインと、決済金額の1%還元、高い利便性により、スマートなお金のやりとりを実現します。サインレス&タッチ決済にも対応しています。
- 実店舗とオンライン決算の両方が利用可能
- 1回あたりの利用限度額:30万円
- 1ヶ月間の利用限度額:100万円
- ポイント還元率:1%(上限1200ポイント)
- 発行手数料:900円
- 年会費:無料
カードが利用できる店舗や利用限度額が異なりますので、自身の利用にあった方でカードを作成すればよろしいかと思います。
キャッシュバック、利用金額から最大1%還元
Kyashは、いつでも利用金額から最大1%が還元されます。アプリ内のKyash残高にキャッシュバックされます。
キャッシュバックの対象となるのは、
- Kyash Card
- Kyash Card Lite
- Kyash Card Virtual
のいずれかを利用した決算です。
Kyashポイント還元対象外となる取引
Kyashを利用しても支払ってもポイント還元の対象外となる取引があります。以下の通りです。
- 売上が確定しなかった取引
- モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- Apple Pay/Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- 交通機関へのお支払い(定期券、乗車券、切符、回数券、特急券などの料金)
- 鉄道、バス、モノレール、ケーブルカーなど
- 金券や商品券、有価証券等の現金同等物の購入
- 金券、商品券や有価証券等の現金同等物を販売しているサイトでの購入
- 税金、ふるさと納税、各種税金の支払い
- 公共料金の支払い
- 寄付金の支払い
- 郵便局での支払い(実店舗・オンライン)
- 造幣局の販売サイトでの支払い
- 代金未回収が発生している取引
- 本人または第三者による不正利用と弊社が判断した取引
Kyashへのチャージ方法
Kyashを使うためには、お金をチャージする必要があります。
チャージの種類は
- 現金チャージ
- カードチャージ
の2つがあります。
現金チャージは
- セブン銀行ATMでチャージ
- コンビニでチャージ
- 銀行ATM(ペイジー)でチャージ
の3通りがあります。
カードチャージは
- クレジットカード(Visa/Mastercard)
があります。
現金チャージ:セブン銀行ATMでチャージする方法
セブン銀行ATMにて、1,000円~50,000円の範囲で紙幣によるチャージができます。
- ATM画面にチャージ用のQRコードが表示されるので、Kyashアプリからスキャンします。
- その後、ATM画面とスマホの案内に従って現金をチャージします。
チャージの際にカードは必要ありません。
アプリがあればチャージすることが可能です。
現金チャージ:コンビニでチャージする方法
ローソン、ミニストップ、ファミリーマートなどのコンビニでチャージすることができます。
コンビニでのチャージは、3,000円~30,000円の範囲で選択が可能です。
- Kyashアプリからチャージ金額を指定して、チャージ申請を行います。
- コンビニの発券端末に支払い番号を入力して、申込書を発券します。
- レジでチャージ金額を支払うと、Kyashにチャージが完了します。
チャージ申請の有効期限は、申請した翌日の23時59分までです。
有効期限が切れてしまった場合は、再度アプリから申請を行います。
なお、チャージに対応しているコンビニは、
- ローソン
- ミニストップ
- ファミリーマート
- サークルKサンクス
- サンクス
- セイコーマート
の6店舗です。
現金チャージ:銀行ATM(ペイジー)でチャージする方法
銀行ATMやネットバンキングでチャージすることができます。
チャージは、3,000円~30,000円の範囲で選択が可能です。
- Kyashアプリからチャージ金額を指定して、チャージ申請を行います。
- 銀行ATMで払込手続きをすると、Kyashにチャージが完了します。
チャージ申請の有効期限は、申請した翌日の23時59分までです。
有効期限が切れてしまった場合は、再度アプリから申請を行います。
カードチャージ:Visa・Mastercardで自動チャージする方法
本人名義のカードを紐づけて自動的にチャージすることができます。
事前にチャージする必要がなく、利用した金額がそのままカードから引き落としされるので、残高を気にすることなく使える便利な機能です。
すでに利用しているクレジットカードやデビットカードをKyashに登録します。
登録できるブランドは
- Visa
- Mastercard
の2つです。
JCBカードは登録することができません。
また、auウォレットなどのプリペイド式のカードも登録することはできません。
Kyashの便利な機能
スマホで簡単に管理ができる
リアルタイムで利用通知が届き、履歴で利用金額の一覧が確認できます。
ポップアップで通知が来るので、利用状況が分かりやすいです。
友達同士の立替えや割り勘も簡単
Kyashを使っている人同士なら、相手に無手数料で送金・受け取りが可能です。
忘年会や新年会などの食事会で会費を集めるときに、スマホだけでお金のやり取りができます。
「万札しかないんだけどお釣りある?」みたいなやり取りをせずに済みます。
Kyashのお得な使い方
Kyashの凄いところは、利用金額から最大1.0%のキャッシュバックを受けられるという点です。
先ほど説明したように、Kyashはお金をチャージする必要がありますが、チャージはクレジットカードから行うことも可能です。
勘のいい方なら既にお気づきかと思いますが、クレジットカードでの自動チャージを選択している場合、
チャージでクレジットカードのポイントが溜まる上に、Kyashで1.0%のキャッシュバックを受けられます。
さらに「PayPay」等の引き落としにKyashを使うと、さらに数パーセントの還元が受けられる、ということです。
楽天カード+PayPay利用で常に2.5%還元
「Kyashを楽天カードと紐づけをした状態でPayPayを利用した場合」を例にあげて説明します。
例えば、
- Kyashに楽天カードを紐づけし
- PayPayに①のKyashを紐づける
- そして②のPayPayで代金を支払う
この場合だと
- 楽天ポイント1.0% + Kyash1.0% + PayPay0.5% = 合計2.5%還元
されることとなり、お得に商品を購入することができます。
つい最近まで行われていたPayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」の20%還元の際には、合計で23%もの還元を受けることができました。
この還元率のコンボができるのが、Kyashの一番の魅力だと思います。
Kyashを使わない理由がない!
Kyashの1回ごとの利用上限金額が決まっているため、本人確認を行っていない場合は、カメラやパソコン等の高額商品を購入する時には使うことができません。
しかし、外食やレジャーなど普段のちょっとした買い物では、充分にキャッシュバックの恩恵を受けることができます。
同じ料金を払うのであれば、より多くの還元・キャッシュバックを受けられるKyashを利用することをオススメします。
ぜひ、Kyashを使ってみてください!
Kyashリアルカード申し込み方法
Kyashを知ってからは主にネット通販で利用することが多かったのですが、最近では街中にある実店舗でもクレジットカードを利用する機会が増えてきました。
せっかくならリアルカードを作って、実店舗でもクレジットカードの還元とKyashの還元を二重取りしたい!
という訳で、今回は街中の実店舗でもKyashの恩恵が受けられるよう、リアルカードの申し込み方法をご紹介いたします。
Kyashリアルカードの申し込み方法
Kyashリアルカードの申し込み方法をご紹介するといっても、申し込み手順はすっごーく簡単です。
- Kyashアプリを起動
- 申し込みフォームに名前・住所・電話番号・メールアドレスを入力
- 送信ボタンを押す
たったこれだけ。
説明しなくても大丈夫だと思いますが、念のため、順を追って説明いたします。
リアルカード申し込み手順1:Kyashアプリを起動する
Kyashリアルカードの申し込みの前提は、Kyashアプリ(バーチャルカード)を利用していることです。
Kyashアプリの「アカウント」から、ページ中ほどにある「リアルカードを申込む」ボタンを押します。
リアルカード申し込み手順2:リアルカードの郵送先を入力する
リアルカード申し込みフォームに
- 名前
- メールアドレス
- 電話番号
- 住所
を入力して「送信」ボタンを押します。
リアルカード申し込み手順3:申し込み完了
以上で、Kyashリアルカードの申し込みが完了しました。
あとは届くのを待つだけ!
2週間ほどで届くようですが、申し込みが増えているそうで通常よりも時間が掛かることがあるとのこと。特に急いでいる訳ではないので気長に待ってみます。